最近、ChatGPTなるアプリが非常に注目を集めている。ChatGPT は、OpenAI が提供する機械学習などを活用したチャットボットで、
まるで人間と対話しているかのような会話文を生成することができ、
質問への回答は勿論、小説やちょっとした小論文も書くことができるのが特徴だ。
Googleで質問形式で検索した際には、
回答が含まれてそうなリンクのサジェスチョンに留まるが、ChatGPTの場合は直接回答をもらえるため、非常に参考になる。
当然万能ではないため、いくつか制約はある。
代表的なところでは、ChatGPTが回答を知らない質問に対しては、事実ではない、
もしくは架空の概念を作って回答をしてくるケースもあるため、ファクトチェックは必須。
例えば、「武蔵野エリアの美味しいラーメンを教えて」と聞くと、
以下のように全く存在しないお店を答えてくる。
以下では、試しに何問か聞いてみた際のChatGPT の回答を示している。
ケース1: 株価の見通しを教えてほしい(未来予測系)
知識や事実として蓄積されていない場合、
または知識の組み合わせで回答することができない場合は、確固たる回答は得られない。
ケース2: Intelのゲーミング関連売上がどの事業に所属するか(知識系)
ChatGPTに聞いたところ、
一発で回答がもらえた。
一方で、Googleで検索しても直接的な回答はもらえず、リンクのサジェスチョンに留まった。
(日本語では全くヒットしなかったので、
英語で検索)
ケース3: FOMCの金利政策の有効性についてレポート作成
実際には後にも文章が続くのだが、この構成だけを見ると、効果を発揮する分野について項目立てて文章を作成している。
OpenAI社を巡っての企業の動向
ChatGPT が有名となる前から、マイクロソフト社はOpenAI社に出資を行っていたが、
直近では100億ドルを追加投資すると報じられた。投資は複数年に渡って行われる見通し。
またBuzzfeed社が、ChatGPTに使われている AI で編集コンテンツを強化する動きを見せている、
との報道を受けて株が一時期200%ほど高騰するなど、OpenAI社に関連する銘柄が非常に活発となっている。
今後、ChatGPTの潜在性から利益を期待できる
銘柄として、NVIDIA が浮上している。
NVIDIAが有望視される理由は、AIアプリケーションが必要とする複雑なタスクのために設計されたGPU(画像処理半導体)市場で、
NVIDIA は支配的な立場にあるためである。
是非、皆様もお試しください
ChatGPTは、https://openai.com/blog/chatgpt/
から誰でも利用ができるので、
興味を持った方は試してみてください。
Googleアカウントから入れば、
何も追加登録することなく利用可能です。