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株価続伸が期待できそうな
ストック型ビジネスを手掛ける企業、
紹介していきます!
ジャパンワランティーサポートは、
住宅設備機器の延長保証ビジネスを
手掛ける企業です。
私がこの銘柄に関心を持った理由は、
同社がストック型ビジネスを手掛けているから。
ストック型ビジネスは、契約数や加入者の増加と共にベースとなる売上も伸びるため、
売上高の安定的成長が見込め、
株価の持続的な上昇が期待できます。
この記事では、ジャパンワランティーサポート社(以下、同社)に興味を持っていただけるよう、
事業内容・市場規模・競合他社との比較
を中心に纏めました。
ストック型ビジネスを手掛け、駐車場サブリース事業を展開するアズーム社の記事はこちら:
事業内容
同社は、ハウスメーカー・家電量販店など、
住宅設備機器の供給事業者と提携し、
住宅設備機器の延長保証事業を行っています。
住宅設備機器の故障や不具合の解決をサポートする「あんしん修理サポート」を中心に運営、
通常のメーカー保証期間を含む最長10年間にわたって保証をしています。
ビジネスモデルを以下の図に示しています。
上図を簡単にまとめると、
・住宅設備機器の修理サービスに係る
業務委託契約を、ハウスメーカーなどの
事業者と締結
・購入者(上図では会員)が住宅設備機器を購入した際に、購入者は保証料を事業者に一括で支払うことでサービスが開始
・同社は業務委託契約に基づき、
事業者から業務受託料を受領
受領した業務受託料は毎月売上として計上されるため、収益の積み上げに貢献しています。
同社のビジネス発展に重要なのは、保証サービスを利用する人数(会員数)ですが、
創業以降安定的に成長しています。
競合他社との比較
同類の事業を展開するのは、日本リビング保証(7320)。
日本リビング保証は以下の事業を手掛けており、
保証事業一本の同社とは戦略が異なります。
・HomeWorthTech事業:
ストック型ビジネス。
住宅事業者を取引先とする、
建物・設備への長期保証事業
・ExtendTech事業:フロー型ビジネス。
蓄電池メーカーの保証制度構築支援、
GIGA スクール構想に関係する
タブレット端末の保証及び
保守メンテナンスサービスなど、
各種メーカーへ保証制度構築コンサル+
アドミ業務を行う。
同社 | 日本リビング保証 | |
売上高(百万円) | 1,446 | 3,305 |
営業利益(百万円) | 555 | 650 |
株価(円、3/15終値) | 3,220 | 2,047 |
PER | 15.9 | 14.99 |
PBR | 4.05 | 7.08 |
EPS | 202.55 | 136.55 |
市場規模
同社が試算した、
住宅設備機器の延長保証サービスに関する潜在市場規模(委託保証料ベース)は以下の通り。
・新築住宅市場:315 億円
・中古住宅市場:23 億円
・リフォーム市場:547 億円
合計:885 億円
一方で、現在の同社が占めるシェアは、
・新築住宅市場分野 3 億円
・リフォーム市場分野 15 億円
合計 18 億円
と潜在市場の 2%弱を占めるに過ぎず、
今後も拡大が見込まれそうです。
まとめ
・ジャパンワランティーサービスは、ハウスメーカーなどの事業者と提携し、
住宅設備機器の延長保証事業を行う企業。
・注目される理由は、延長保証事業がストック型ビジネスであるため。
10年間に渡って安定した保証料を計上でき、
保証サービス加入者の増加に比例して売上も拡大。
・創業以降、保証サービス加入者も増加、
2023年9月期 1Q では 前年同期比 +19%の増加率。