投資の失敗談2 – 国内債券インデックスETF –

投資の失敗談2 - 国内債券インデックスETF -投資

こんにちは!

2020年に投資を始めて以降、株価上昇により心躍る日もあれば、
購入した株が値下がりし続け、精神的にきついなと思う日もありました。

現在に至るまで、起こしてしまった失敗を振り返り、
何故起きてしまったのか(知識不足、投資タイミング、等々)を反省し、
その内容を投資初心者の皆様に共有させていただきたいと思います。

第一弾はこちらから:

第二弾となる本記事は、投資開始直後に購入した、
国内債券に連動したインデックス、
eMAXIS Slim 国内債券インデックス」に関する投稿です。

念のためですが、決してこの投資銘柄をお勧めしないと言っているのではありません。
あくまで、私が投資判断を下した際に注意しておくべきだった点などを
まとめた記事になりますので、その点ご理解の上でお読みください。

(尚、別記事で米国債ETFについてまとめております)

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eMaxis Slim 国内債券インデックスとは?

三菱UFJ国際投信が販売する、日本の債券市場の値動きに連動するように設計された投資信託です。
参考に、国内株式に連動する投資信託と比較してみましたが、
運用管理費用こそ優っているものの、
1年・3年・5年リターン共に国内株式の投資信託の方が優れています。

項目国内債券インデックス(参考)国内株式(TOPIX)
純資産177.2億円636.6億円
現在価格9,652円14,613円
1年リターン-3.97%3.84%
3年リターン-2.21%7.69%
5年リターン-0.85%5.11%
運用管理費用0.132%0.154%
2023年2月15日時点、楽天証券より取得

2022年10月31日までの基準価格、純資産は以下の通り。
純資産こそ順調に積み上がっているものの、
基準価格は2019年後半にピークをつけたのち、
下落してしまっています。

また、資産の組み入れ状況は以下の通りです。
10年国債、5年国債の組入割合が大きいことがわかります。

何故大幅下落したのか?

債券のインデックスは、

「金利の上昇時には債券の価格は下がる」
「金利の下落時には債券の価格が上がる」

の法則に従って原則は動きます。

以下、3つのグラフを見ながら説明します。
1番目のグラフ:eMaxis Slim 国内債券インデックスの基準価格
2番目のグラフ:日本 10年国債利回り推移

3番目のグラフ:米国 10年国債利回り推移

例えば、2019年の年明けから年末にかけては、
10年国債利回りが0.0%から▲0.2%まで下落。
金利が下がったことにより、債券の価格は上がり、基準価格は上昇。

そして、日本の長期金利だけでなく、海外の長期金利の影響も受けています。
米国では、コロナ後の景気悪化を回避するために大規模な金融緩和を行なっていましたが、
インフレ率が目標値の2%を超過し5%台となっていました。
インフレ率に対処すべく、(現在進行形で)政策金利の段階的な引き上げを実施しています。

その金利上昇の煽りを受ける形で、債券価格はまたまた下落。
2021年後半から今年にかけての大幅な下落要因となってしまいました。

今も購入時から ▲5% の含み損を抱えた状態で、
米国の金利下落局面を待ってから売却しようと思っています。

どうすれば回避できたのか

分散投資は大切といいますが、投資対象である債券の知識が皆無に等しかったです。

「金利が上がれば、債券の価格は下がる」という大金言さえも意識せず、
分散投資のためという理由で投資を行いました。

景気後退局面で、景気刺激のための金融緩和が行われる状況であれば、
債券は非常に魅力的な資産となります。
一方で、景気拡大局面においては、景気抑制のため金利が上がり、
債券価格が下がるため、保有していると資産が目減りします。

また、債券投資は初心者向けというよりは、
中上級者向けの投資である部分もあるでしょう。

何故そう思うかといいますと、債券投資は株式とは異なり、
長期保有、つまり放ったらかし投資によるメリットが殆ど無いからです。

株式であれば、長期的な業績の改善や自社株買いなどにより、
基本的には右肩上がりに株価は推移していきます。

ただし、債券の場合は、繰り返しにはなりますが金利に連動します。
金利は、景気の循環同様に、上がったり下がったりするので、
一方的に下げ続けて債券価格が上がることや、長期的に下がり続けることはありません。

買い時・売り時の判断が求められる、
ある程度アクティブに投資を捉える方向けの資産でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

債権への投資は、難しい部分もありますが、
金利との関係性が素直に現れる資産でもあると言えます。

痛い目に遭っておきながら、また投資するのかと言われそうですが笑、
現在の金融引き締めから利下げ態勢に変わったタイミングで、
少し投資をしてみようと思っています。

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