出来高ランキングやストップ高・ストップ安銘柄の中で
名前を目にするリミックスポイント、どのような会社なんだろう?
将来性はあるんだろうか?
リミックスポイントは、
「社会が変化するタイミングで生じる課題を事業を通じて解決する」企業として、
暗号資産(仮想通貨)交換業、小売電気事業など新規事業領域にて事業を行っています。
そんな同社の株は、上場銘柄の中でも比較的高い流動性を持ち、
値動きも大きい銘柄として知られています。
事業内容
・エネルギー事業
・金融関連事業(暗号資産交換所の運営)
・レジリエンス事業
・自動車事業(中古車販売事業)
と幅広く手掛けています。
エネルギー事業
高圧需要家を中心に、小売り電気事業者として電力を供給しています。
需要家へ安定的に電力を供給するため、
電力先物取引の活用など電力調達の多様化を推進。
金融関連事業
連結子会社である(株)ビットポイントジャパン(BPJ)を通して、
暗号資産交換所の運営、現物取引サービス、送受金サービスの提供を行っています。
レジリエンス事業
レジリエンス事業は、省エネコンサルティング・感染症対策関連の2つに分かれます。
省エネコンサルティング:事業者向けのエネルギー合理化ソリューションに加え、BCP対策など家庭における防災対策として、再エネ と蓄電池・発電機の組み合わせなどを提案
感染症対策:MA-T system 関連商品(すごい水シリーズ)の販売
自動車事業
中古車販売事業者との中古車売買、および中古車売買に関するコンサルティングを実施。
株価推移
リミックスポイント社の株価推移(2021年3月 – 2023年3月)を以下に示しています。
株価が安めの分、値動きが非常に激しい銘柄です。
短期での利鞘を狙った取引が多いためか、
出来高が多く、毎営業日で 1,000万株ほどの取引がなされています。
財務内容
売上高は、昨年度比で続伸しました。
(百万円) | 2022年度 | 2021年度 |
売上高 | 28,753 | 13,217 |
経常利益 | 8,173 | ▲ 2,893 |
PER (倍) | 4.92 | – |
EPS (円) | 63.26 | – |
事業別で見ると、
エネルギー事業:電力先物取引証拠金の実現損益、評価損益もあり、続伸。
金融関連事業:複数の暗号資産の取り扱いを開始し、手数料・トレーディング収益が増加。
(百万円) | 2022年度 | 2021年度 |
エネルギー事業 | 12,672 | 6,892 |
金融関連事業 | 10,767 | 1,283 |
レジリエンス事業 | 4,542 | 833 |
自動車事業 | 700 | 3,945 |
成長性
リミックスポイントは、事業ポートフォリオの最適化、経営資源を行うべく、
金融関連事業、自動車事業の縮小、廃止を行っています。
・金融関連事業:BPJ の持分を全て売却
・自動車事業:事業の売却を決定
事業の整理を行い、収益性の高い事業への集中が見込まれます。
注目すべきポイントは、
・各暗号資産の価格。ビットコインなどの価格に応じて、
投資事業、保有暗号資産の損益が変動します。
・BPJ の株式譲渡に伴い、前回決算時点では 100億円近くのキャッシュを確保しています。
新規事業の M&A など、事業構成の変化があるかもしれません。
まとめ
以上、リミックスポイント社の事業内容、財務内容、将来性について紹介してきました。
個人的な感想としては、
リミックスポイント社の事業内容、株価の動きなど、
特徴を把握した上で、投資に挑みましょう!