【個別株】FIXER(5129)- クラウド導入支援を手掛ける同社の事業内容、成長性

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– システムはオンプレミスからクラウドへ –

自社運用で、サーバなどを必要分だけ自社に整備するオンプレミスから、
容量拡大や管理が容易で、コストも抑えられるクラウド型システムへの移行が進んでいます。

クラウド・システムインテグレーション市場については、
2025年までの年平均成長率は15%超 と言われており、
継続的に高い成長が期待されます。

大手SIer企業も当然手掛けている分野ではありますが、
開発システムの全てがクラウド型、かつ大規模案件も手がける FIXER社を紹介します。

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事業内容

クラウドに特化した情報システムの設計から構築、運用、保守までの全行程を提供しています。

① プロジェクト型サービス:プロジェクト型で新規開発、クラウド移行を実施するサービス。
官公庁、金融機関などでの導入実績あり。
新型コロナ感染者把握のため、厚生労働省が導入したシステム HER-SYSも、
同社が手がけたものです。

② リセール:Microsoft Azure などのパブリッククラウドや、Microsoft 365 等のライセンスを販売。仕入れたライセンスに教育サービスやマネージドサービスなどの付加価値を合わせて提供し、他社と差別化。

③ マネージドサービス:他社が提供している一般的なクラウド運用サービスに加え、Microsoft、AWS等が提供する最新の監視ソフトウェアによる細やかな監視を実施。

④ SaaS:マネージドサービス向けのツール/ソフトウェア等を汎用化し、
クラウドの特性を活かしたサービスとして再構築。
現在は、自動架電/SMS送信およびメタバースをSaaSとして提供。

Microsoft 本社からクラウドネイティブなアプリ開発分野にて受賞するなど、
開発力に高い評価を得ています。

財務内容・KPI


(百万円)
2020年度2021年度2022年度
売上高2,9603,60611,360
経常利益3283142,391
自己資本比率 (%)59.065.244.7

事業ごとの売上高

2022年度は HER-SYS 導入に伴い、電話やSMSを発信する自動架電サービスの利用が増加。

それに伴い、SaaS事業の売上が急拡大していますが、
あくまでも特需であり、2023年度以降は解消する見込みです。


(百万円)
2021年度2022年度(目標値)2023年度
プロジェクト型セールス3237213,165
リセール1,3802,8114,761
マネージドサービス1,4431,7991,912
SaaS4546,0282,290

契約社数

各期に売上のあった法人数は、右肩上りで、
2023年8月期の目標は前期比2倍の 200社を掲げています。

 2020年度2021年度2022年度(目標値)2023年度
契約社数677894200

従業員数

売上の好調さを表すように、従業員数も増加傾向にあります。

 2020 1Q2021 1Q2022 1Q2023 1Q
従業員数121118149196

成長性

前述の通り、同社は 厚生労働省のシステム HER-SYSでの開発、
自動電話サービスを手がけた実績があるため、

他業界への展開や、他省庁の入札案件への参画などで顧客拡大が見込まれます。

また、クラウド移行のプロジェクトが増加するにつれ、
リセール・マネージドサービス・SaaSの工程も付属し、
追加での収益を見込むことができるため、

プロジェクト数の増加が順調かどうか、鍵となりそうです。

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