【個別株】グッピーズ(5127) – 2022年8月にIPO、事業内容、株価、成長性を解説!

グッピーズ 株価推移個別株

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グッピーズは、2000年に創業した、ITサービス企業です。

「Goodな発想で、世界をHappyに。」をミッションに、
医療・介護・福祉に特化した人材サービス(中途採用、新卒採用等)と、
健康管理アプリを活用したヘルスケアサービスを行っています。

医療・歯科・介護に特化した求人サイト「GUPPY」、
スマホ向け健康管理アプリ「グッピー ヘルスケア」などを行っています。

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事業内容

人材サービス、ヘルスケアサービスを手かげています。
売上構成は、人材サービス(89%)、ヘルスケア事業(11%)。

人材サービス

医療・福祉・介護業界に特化した

中途向け求人サイト:Guppy 求人
新卒向けサービス:Guppy新卒

を運営しています。

具体的な職種

医師、看護師、薬剤師、歯科衛生士、マッサージ師など、57職種に渡ります。

グッピーズの特徴は、閲覧課金法をとっていることです。

閲覧課金売上は、求人者がプリペイド方式で課金を行い、
求職者が求人広告をクリックした時点で料金が発生します。

医療・介護・福祉業界の中でも、採用にあまり費用を掛けられない
小規模な歯科医院の需要を取り込める、コストパフォーマンスの高い広告手法です。

また、医療・介護・福祉業界の中では、
歯科業界において高い評価と認知度を得ています。

2022年8月期時点で、歯科医院のアカウントは 約19,000件、
全歯科医院の約3割を顧客としています。(全国の歯科医院は約68,000件)

また、求人数の過去5年平均増加率は約20%と、非常に高い成長率をキープしています。

ヘルスケア

ヘルスケア事業では、自治体・企業向けに、
従業員の健康維持・増進を目的とした福利厚生サービスを提供しています。

現在リリースしているアプリ「グッピー ヘルスケア」は、
毎日を健康に過ごすために日々の活動をシンプルにレコーディングするアプリです。

グッピーズHPより参照

体重・体脂肪・歩数の管理はもちろん、
ヨガ、ストレッチ、筋トレなどのエクササイズ動画が無料で見られます。

こちらのサービスは、自治体では東京都瑞穂町、企業では東京ガスなど、
2022年8月期時点で 140以上の利用法人数があります。

現在のヘルスケア事業は赤字セグメントなのですが、
顧客数の増加を通じて、2025年8月期の黒字化を見込んでいるそうです。

財務内容

売上高は堅調に増加しており、2022年8月期は前年比 +18.9%の成長。
営業利益率も約25%、高水準です。

(百万円)2022年8月期2021年8月期(前年比)
売上高1,8501,396+18.9 %
 (人材サービス) 1,651 1,203+22.6 %
 (ヘルスケア) 199 193-11.0 %
営業利益470304+10.5 %
 (人材サービス) 753 560+20.9 %
 (ヘルスケア) ▲69 ▲80
 (一般管理費等、調整額) ▲213 ▲175
グッピーズ 決算資料より作成

株価推移

グッピーズは 2022年9月にIPO上場した、
株式市場では歴史の浅い企業です。

上場して以降は、1,600 – 1,800円に低迷していましたが、
2023年に入ってからは上昇基調にあります。

2023年1月に発表した22年9 – 11月期の決算にて、
2023年8月期通期予想に対する営業利益進捗率が36%に達し、
通期上振れに対する期待感から一気に上昇しています。

続いて、足元での株価指標を見ていきましょう。

PER: 25.68倍

PBR: 5.46倍

ROE: 49.9% (2022年8月期実績)

グロース株にしては、PERは高い数値ではなく、
今後の株価の伸びも期待できそうです。

ROEは脅威の49.9%で、ビジネスモデルの優良性、稼ぐ力強さを感じます。

まとめ

業界特化型の求人サービスを提供し、
閲覧課金法を採用している点で非常にユニークな企業であると言えます。

コンビニの件数よりも多いと言われる歯科医院にて、3割以上のシェアを獲得しており、
今後も成長性は望めると思われます。

歯科業界以外で、例えば医師や看護師向けの人材採用サービスの利用者を増やせるか、
グッピーズのさらなる発展を見る上でも重要な指標と言えるでしょう。

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