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グッピーズは、2000年に創業した、ITサービス企業です。
「Goodな発想で、世界をHappyに。」をミッションに、
医療・介護・福祉に特化した人材サービス(中途採用、新卒採用等)と、
健康管理アプリを活用したヘルスケアサービスを行っています。
医療・歯科・介護に特化した求人サイト「GUPPY」、
スマホ向け健康管理アプリ「グッピー ヘルスケア」などを行っています。
事業内容
人材サービス、ヘルスケアサービスを手かげています。
売上構成は、人材サービス(89%)、ヘルスケア事業(11%)。
人材サービス
医療・福祉・介護業界に特化した
中途向け求人サイト:Guppy 求人
新卒向けサービス:Guppy新卒
を運営しています。
グッピーズの特徴は、閲覧課金法をとっていることです。
閲覧課金売上は、求人者がプリペイド方式で課金を行い、
求職者が求人広告をクリックした時点で料金が発生します。
医療・介護・福祉業界の中でも、採用にあまり費用を掛けられない
小規模な歯科医院の需要を取り込める、コストパフォーマンスの高い広告手法です。
また、医療・介護・福祉業界の中では、
歯科業界において高い評価と認知度を得ています。
2022年8月期時点で、歯科医院のアカウントは 約19,000件、
全歯科医院の約3割を顧客としています。(全国の歯科医院は約68,000件)
また、求人数の過去5年平均増加率は約20%と、非常に高い成長率をキープしています。
ヘルスケア
ヘルスケア事業では、自治体・企業向けに、
従業員の健康維持・増進を目的とした福利厚生サービスを提供しています。
現在リリースしているアプリ「グッピー ヘルスケア」は、
毎日を健康に過ごすために日々の活動をシンプルにレコーディングするアプリです。
体重・体脂肪・歩数の管理はもちろん、
ヨガ、ストレッチ、筋トレなどのエクササイズ動画が無料で見られます。
こちらのサービスは、自治体では東京都瑞穂町、企業では東京ガスなど、
2022年8月期時点で 140以上の利用法人数があります。
現在のヘルスケア事業は赤字セグメントなのですが、
顧客数の増加を通じて、2025年8月期の黒字化を見込んでいるそうです。
財務内容
売上高は堅調に増加しており、2022年8月期は前年比 +18.9%の成長。
営業利益率も約25%、高水準です。
(百万円) | 2022年8月期 | 2021年8月期 | (前年比) |
売上高 | 1,850 | 1,396 | +18.9 % |
(人材サービス) | 1,651 | 1,203 | +22.6 % |
(ヘルスケア) | 199 | 193 | -11.0 % |
営業利益 | 470 | 304 | +10.5 % |
(人材サービス) | 753 | 560 | +20.9 % |
(ヘルスケア) | ▲69 | ▲80 | – |
(一般管理費等、調整額) | ▲213 | ▲175 | – |
株価推移
グッピーズは 2022年9月にIPO上場した、
株式市場では歴史の浅い企業です。
上場して以降は、1,600 – 1,800円に低迷していましたが、
2023年に入ってからは上昇基調にあります。
2023年1月に発表した22年9 – 11月期の決算にて、
2023年8月期通期予想に対する営業利益進捗率が36%に達し、
通期上振れに対する期待感から一気に上昇しています。
続いて、足元での株価指標を見ていきましょう。
PER: 25.68倍
PBR: 5.46倍
ROE: 49.9% (2022年8月期実績)
グロース株にしては、PERは高い数値ではなく、
今後の株価の伸びも期待できそうです。
ROEは脅威の49.9%で、ビジネスモデルの優良性、稼ぐ力強さを感じます。
まとめ
業界特化型の求人サービスを提供し、
閲覧課金法を採用している点で非常にユニークな企業であると言えます。
コンビニの件数よりも多いと言われる歯科医院にて、3割以上のシェアを獲得しており、
今後も成長性は望めると思われます。
歯科業界以外で、例えば医師や看護師向けの人材採用サービスの利用者を増やせるか、
グッピーズのさらなる発展を見る上でも重要な指標と言えるでしょう。