【個別株】リミックスポイント(3825)- 出来高上位銘柄、値動きの強い理由とは?

リミックスポイント 株価推移個別株
ねこA
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出来高ランキングやストップ高・ストップ安銘柄の中で
名前を目にするリミックスポイント、どのような会社なんだろう?

将来性はあるんだろうか?

リミックスポイントは、

「社会が変化するタイミングで生じる課題を事業を通じて解決する」企業として、

暗号資産(仮想通貨)交換業、小売電気事業など新規事業領域にて事業を行っています。

そんな同社の株は、上場銘柄の中でも比較的高い流動性を持ち、
値動きも大きい銘柄として知られています。

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事業内容

・エネルギー事業
・金融関連事業(暗号資産交換所の運営)
・レジリエンス事業
・自動車事業(中古車販売事業)

と幅広く手掛けています。

エネルギー事業

高圧需要家を中心に、小売り電気事業者として電力を供給しています。

需要家へ安定的に電力を供給するため、
電力先物取引の活用など電力調達の多様化を推進。

金融関連事業

連結子会社である(株)ビットポイントジャパン(BPJ)を通して、
暗号資産交換所の運営、現物取引サービス、送受金サービスの提供を行っています。

レジリエンス事業

レジリエンス事業は、省エネコンサルティング・感染症対策関連の2つに分かれます。

省エネコンサルティング:事業者向けのエネルギー合理化ソリューションに加え、BCP対策など家庭における防災対策として、再エネ と蓄電池・発電機の組み合わせなどを提案

感染症対策:MA-T system 関連商品(すごい水シリーズ)の販売

自動車事業

中古車販売事業者との中古車売買、および中古車売買に関するコンサルティングを実施。

株価推移

リミックスポイント社の株価推移(2021年3月 – 2023年3月)を以下に示しています。

楽天証券より参照

株価が安めの分、値動きが非常に激しい銘柄です。

短期での利鞘を狙った取引が多いためか、
出来高が多く、毎営業日で 1,000万株ほどの取引がなされています。

例えば、同じ10円の値動きでも、

株価 3,000円であれば 0.3%ほどの変動ですが、

株価 300円であれば 3.3% ほどの変化率です。

財務内容

売上高は、昨年度比で続伸しました。

(百万円)2022年度2021年度
売上高28,75313,217
経常利益8,173▲ 2,893
PER (倍)4.92
EPS (円)63.26

事業別で見ると、

エネルギー事業:電力先物取引証拠金の実現損益、評価損益もあり、続伸。

金融関連事業:複数の暗号資産の取り扱いを開始し、手数料・トレーディング収益が増加。

(百万円)2022年度2021年度
エネルギー事業12,6726,892
金融関連事業10,7671,283
レジリエンス事業4,542833
自動車事業7003,945

成長性

リミックスポイントは、事業ポートフォリオの最適化、経営資源を行うべく、
金融関連事業、自動車事業の縮小、廃止を行っています。

・金融関連事業:BPJ の持分を全て売却

・自動車事業:事業の売却を決定

今後、金融関連事業は、

・ビットポイントホールディングス(BPH)の売上(システム利用料、保有暗号資産の損益)
・暗号資産関連の投資収益

が中心となります。

事業の整理を行い、収益性の高い事業への集中が見込まれます。

注目すべきポイントは、

・各暗号資産の価格。ビットコインなどの価格に応じて、
投資事業、保有暗号資産の損益が変動します。

・BPJ の株式譲渡に伴い、前回決算時点では 100億円近くのキャッシュを確保しています。
新規事業の M&A など、事業構成の変化があるかもしれません。

まとめ

以上、リミックスポイント社の事業内容、財務内容、将来性について紹介してきました。

個人的な感想としては、

投資するなら:デイトレード、スイングトレード等の短期・中期投資

短期間で利鞘を取るには、株価が安く、
流動性も高いため適した銘柄であると言えます。

一方、長期投資には適さない銘柄かなと考えています。

他社と差別化できる強みや、市場での高シェアが無く、
抱えている事業も長期的に安定した成長が見込めるかというと難しいです。

リミックスポイント社の事業内容、株価の動きなど、
特徴を把握した上で、投資に挑みましょう!

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