【個別株】セルシード(7776) – 今後の将来性も、株価急伸中のバイオ銘柄!

【個別株】セルシード(7776) - 今後の将来性も、株価急伸中のバイオ銘柄!個別株

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この記事では、セルシードへの投資を考えている方に向けて、
セルシード社の事業内容、株価推移、なぜ注目を集めているのか、まとめていきたいと思います。

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事業内容

再生医療の基盤技術「細胞シート」を用いて、
再生医療製品としての製品化を目指す企業です。

具体的には、大学で研究開発された成果を基に、パートナー企業と治験を行い、

再生医療製品としての事業化を目指しています。

ねこA
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細胞シートって何がすごいの?

細胞シートとは、ヒトの細胞から採取し、
シート状に培養して作製した薄い膜を指します。

患部に貼ることで細胞や臓器の再生を図り、
これまでは治らないとされていた疾患も治る可能性を秘めています。

(詳細はHPをご覧ください)

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株価推移、なぜ注目を集めているのか?

2018年以降の株価推移を以下に示しています。

セルシード社が変形性膝関節症向けに開発している同種軟骨細胞シートでは、
2022年冬に治験届けの提出が
予定されていました。

ところが、共同開発の提携候補先との交渉を行なっているため、
2023年春にずれ込む見通しになったとのこと。

治験届の次は臨床試験で、事業化に向けて着実に前進しており、市場に評価されたとみられます。

2023年春、というのが重要なポイントでして、
市場は提携先の発表を見越して、買い集められていました。
それもあり、一時期株価は900円超まで高騰。

ところが、2023年春提出の見通しだったのが、
治験デザインの最終合意が遅れており、
2023年中の提出に後ろ倒しになる、とプレスリリースがありました。

早期の治験届提出に向けた期待が薄れ、
株価は大きく下落、250円台まで下げていました。

直近になり、第2四半期決算説明会の動画がIRで発表され、
「治験届がもうすぐ出せる」という説明がありました。

それを受け、9月5日の株価は大きく上昇し、
300円台まで上がりました!

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バイオ株全般のリスクとは?

バイオ株は、材料が整うと、
株価が2~3倍、
ときには10倍にもなることがあります。

が、その分急落もありうる、
リスクが非常に大きな銘柄です。

ここでは、セルシード株に関するリスク事項を説明していきます。

巨額の研究開発費を賄うための増資

バイオ企業にとっての生命線は、
何よりも研究開発です

他社に先んじて技術や特許を取得することが生き残る上での生命線で、
研究開発費には巨額の資金を投じています。

すでに販売商品のある企業ならば、自力で生み出すキャッシュで研究開発費を賄えますが、
赤字続きでキャッシュを生み出せない企業は
外部からの資金調達が必須です。

その際、増資は有力な資金調達手段なのです。

ただし、増資による株式数の増加は
1株利益の希薄化を招き、
株価押し下げ要因となります。

実際、セルシード社も新株予約権を発行、
8.8億円の資金調達を行い、キャッシュを確保しています。

ライバル企業の存在

再生医療を手がけるのは国内企業だけでなく、
世界各国の有力企業が参入しています。

例えば、セルシード社が開発する軟骨細胞シートの適用症例である変形性膝関節症に対しては、
スイスNovartis社が簡便な注射薬で臨床試験を進めています。

セルシード社も、臨床試験の早急な開始が待たれるところです。

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財務情報

売上高、営業利益、当期純利益、
フリーキャッシュフロー(FCF)、現預金の額を以下に示します。

(百万円)2022年1月-12月2021年1月-12月
売上高126161
営業利益▲743▲864
当期純利益▲759▲912
FCF▲657▲932
現預金1,072846

引き続きFCFは赤字となっており、
それを賄うために増資などの巨額の資金調達を行なっています。

現預金の金額が上回っている分、直近で大きな問題となる可能性は低いですが、
増資が今後も続くようだと要注意と言えると思います。

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まとめ

・セルシード社は、細胞シートと呼ばれる医療用の膜を開発しており、
今まで治療法がなかった疾患も治る可能性があると言われています。

・細胞シートに関しては、共同開発の提携候補先との交渉を行っていることが伝わり、
これが材料視されて直近では株価が急騰している

・バイオ株は値上がり、下落ともに速い。
仕手株の可能性や、増資等のニュース次第では株価急落の可能性があるため、
注意を払って投資する必要がある。

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