『実は「コスパが悪い」国公立大学ランキング』に一言モノ申したい

日記

こんな記事を見つけました。
『実は「コスパが悪い」国公立大学ランキング…東大よりも「おトクな大学」があった!』

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コスパ最悪の大学は、「東京外国語大学」

とっても挑戦的なタイトルで、つい内容が気になりますよね…(笑)

なんと、この記事の中で、私の母校「東京外国語大学」が栄えある(?)一位を獲得いたしました。
記事によると、その理由は下記のように説明されています。

「今入ると損する国公立大学」の1位は東京外国語大学となった。足を引っ張ったのは、将来の年収だ。40歳時点で平均731万円と最も低い。

「外語大では『東南アジア第2地域、ビルマ語』のように、13地域27言語から専攻地域と言語を選ぶことになります。就職やビジネスでの実用性がない言語を選択してしまい、後悔する学生も珍しくありません。また『大企業の内定を蹴って専攻地域の人形劇団に入る』など、収入より自分の趣味を追求する人も一定数います」(『大学図鑑!』監修のオバタカズユキ氏)

https://gendai.media/articles/-/105032?page=4

そもそもどうやってコスパを算出しているのか

そもそも、どのような指標をもって「コスパが良い」「コスパが悪い」とランク付けしているのか。
記事によると、下記のような方法でランク付けしているみたいです。

(1)入りやすさ(30点満点)
(2)学費の安さ(20点満点)
(3)就職の強さ(20点満点)
(4)将来の年収(20点満点)
(5)人生充実度(10点満点)ーOBの幸せ度や男女比率などのデータをもとに採点

https://gendai.media/articles/-/105032?imp=0

上記の指標に照らし合わせると、コスパの悪いランキングは下記表のようになるみたいです。

出典:https://gendai.media/articles/-/105032?page=4

まあ、上記のような指標で測るなら、
東京外語がランキング一位となるのも納得できます(笑)

大学にコスパを求めるのはお角違いだと思う

いやーなランキングで1位を獲得してしまった母校ですが、
私は、母校には変わらずにそのままでいてほしいと思います。

その理由は、「大学選びをコスパを考えて行うべきではない」と考えているからです。

客観的事実として存在しているランキングを批判するつもりはありませんが、
やっぱり、コスパではなく「やりたいことやありたい姿」を思い描き、
それが実現できそうな大学に
進むべきだと思います。

なぜ大学に進学するのか?

そもそも、私たちはどうして大学に進学するのでしょうか?
私が信じている答えは、
「理想とする自分に近づくため」です。

もちろん、大学が学問の場であるのはその通りです。
でも、なかなか高校生の時に「何が学びたいか」なんて
分からないものですよね。

だからこそ、学問をするために進学するという以上に、
学生生活を通して、少しでも目指している「自分像」に近づくことができそう
と思える選択をするのが、進路選択だと思います。

これは、専門学校への進学や高卒で就職するという選択をする生徒さんにとっても
同じことが言えますよね。

例えば、自分の理想像が、
最先端のファッションを身にまといながら
自ら流行を生み出すデザイナー

であれば、大学に行かずに服飾の専門学校に行くのが正解かもしれません。

一方で、
最先端のファッションを身にまといながら
自ら流行を生み出す経営者

であれば大学で経営戦略を学びながら、ファッション関連のバイトをするのが
もしかしたら最善策かもしれない。(あくまで例です!)

こんなにしっかり職業と理想像が
結びついていなくても良いと思います。

実際に
「緑の多いキャンパスで世界中のいろんな文化に触れあって、
1年ぐらい留学にも行って、世界中どこでも生きていけるような

タフな女性になりたい」
と思った私は、東京外国語大学を選びました。

そして、実際に大学生活のおかげで、
自分が理想像にぐんと近づくことができたと思っています。

コスパで進路を選択した暁に待ち受けている悲劇…

物を買う際と進路選択をする際に、
同じ物差しを使うことはできないと思います。

物は目的達成するための「道具」として購入しますよね。
でも、進路は目的達成のための「道のり」なんです。

ただ使うのではなく、自分の足でその「道のり」を歩き切らないといけません。

そうなったとき、「コスパ」で道のりを選択してしまっていたら、
その道中を楽しむことはできるでしょうか?
もっと言えば、歩き切ることはできるでしょうか…?

なかなか難しいと思います。

まとめ

上記の理由から、

コスパではなく「やりたいことやありたい姿」を思い描き、
それが実現できそうな大学に進むべき

だと私は信じています。

そして、魅力にあふれた母校には、
いつまでも私のような人間が自己実現をするための場所として
そのまま存在し続けていてほしいと願ってやみません。

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