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突然ですが質問です!
日本で、最も使用されているパスワードは
以下のうちどれでしょうか。
(2022年度の調査)
・12345678
・password
・sakura
正解は、、
“12345678” でした!
![いぬ](https://futaridekuraso.com/wp-content/uploads/2023/02/IMG_5017-150x150.jpeg)
(やばい、、変えなきゃ)
今やパスワード設定をしたことのない方は
いないかと思いますが、
万が一パスワードが漏洩してしまった際の影響の甚大さはご存知ですよね。
企業も同様で、セキュリティ対策には万全を期す必要があります。
今回の記事では、中小企業向けにセキュリティソリューションを提供する、
グローバルセキュリティエキスパート社についてご説明します。
事業内容
当社は、
・教育事業
・コンサルティング事業
・セキュリティソリューション事業
・ITソリューション事業
の4事業を手掛けています。
売上高ごとの構成比率は、
![](https://futaridekuraso.com/wp-content/uploads/2023/04/Screenshot-2023-04-28-at-8.45.55.png)
と、バランスよく分散されています。
以下、其々の事業を簡単に説明します。
教育事業
セキュリティエンジニアを育成するサービス。
セキュリティ訓練サービス、
セキュリティ教育講座に分類されます。
・セキュリティ訓練サービス:
標的型メール訓練の実施や、
セキュリティeラーニングを通じて、
従業員のセキュリティリテラシー向上を支援しています。
・セキュリティ教育講座:
セキュリティの全体像を網羅した
教育サービスで、
CEH (Certified Ethical Hacker)等の認定資格試験を国内限定で提供、
セキュリティ人材の育成を行なっています。
コンサルティング事業
コンサルティングサービス、
脆弱性診断サービスに分類されます。
・コンサルティングサービス:
顧客のサイバーセキュリティに関する課題について、現状のリスクを分析することにより適切な改善策を提案。
セキュリティ改善計画の策定や、
セキュリティ管理体制の支援等、幅広いサービスを提供しています。
・脆弱性診断サービス:
ハッカーと同様の技術を持つ専門エンジニア(ホワイトハッカー)が、顧客企業のネットワークシステムに擬似攻撃を行い、
脆弱性の有無を診断して、対策措置、結果報告書までを提供するサービスです。
セキュリティソリューション事業
ネットワークシステムにおける最新の脅威や攻撃手法に対し、有効な他社のセキュリティ製品やサービスを提供しています。
具体的には、
原因や被害範囲の調査、事態収拾後に、
同社の様々なサービスを連携することによる再発防止策のサポートまで、ワンストップで提供しています。
ITソリューション事業
ITインフラ構築、バイリンガルSESサービス。
バイリンガルのIT人材リソースを中心に、
グローバル拠点への対応はじめ、
国内のバイリンガル対応を必要とする顧客へ IT + サイバーセキュリティサービスを提供。
特色・強み
大きな特色は、同社が中堅・中小企業を対象とした事業を展開している点です。
中堅・中小企業は、自社の業態に適合させた必要最低限のセキュリティ対策を行う場合が多く、
そうした需要に対応した個別サービスを同社はリーズナブルな価格で提供しています。
もう一つの特徴は、
多様な事業ポートフォリオを有している点です。
平常時は、顧客へのコンサルティングを通じてセキュリティ対策構築に貢献。
いざウイルス感染などの情報漏洩が発生した際、
事態収拾、原因や被害範囲の調査などのセキュリティソリューションを実施します。
そして、事態収拾後は、eラーニングや訓練などを通じた社員教育を実施、
今後事故を起こさないように対策を取ります。
このように、セキュリティに関わる全フェーズで必要な要素を、当社は網羅しており、
最適なサービスを提供可能となっています。
業績(2023年3月期、2022年3月期)
2023年3月期、2022年3月期の
売上高、営業利益は以下の通りです。
売上高は昨年度比 + 26%、
営業利益は昨年度比 + 67% と、
順調な成長を見せています。
(百万円) | 2022年3月期 | 2023年3月期 |
売上高 | 4,391 | 5,558 |
教育事業 | 813 | 1,031 |
コンサルティング事業 | 1,202 | 1,392 |
セキュリティソリューション事業 | 1,188 | 1,821 |
ITソリューション事業 | 1,192 | 1,314 |
営業利益 | 439 | 736 |
純利益 | 261 | 488 |
EPS(円) | 40.5 | 72.2 |
自己資本比率(%) | 45.0 | 41.7 |
まとめ
サイバーセキュリティ対策は、
広告宣伝費とは異なり、
不況だからといって予算を減額できる分野ではありません。
対策の緩みにより、
情報漏洩やシステムダウンが発生してしまえば、
オペレーションに影響が出て売上にも影響が出て、何よりも信頼が失墜します。
むしろソフトウェア、システムのアップデートに伴いハッキング手法が新たに開発されつつあり、
より厳重、慎重な対策が求められる分野でもあります。
そうした分野で中小企業向けにセキュリティサービスを提供する同社は、
大企業向けに提供する大手各社(野村総合研究所)などとは市場の棲み分けができており、
着実にシェアを拡大しています。
長期的に見ても株価を着実に伸ばせる銘柄であると思いますので、
タイミングを見て買い増していきたい銘柄の一つです。