【個別株】Devon Energy – 超高配当で有名なエネルギー会社の事業内容、配当額について

原油の基礎 - 原油価格の推移、生産国・輸入国、取引形態とは?個別株

Devon Energy社は、アメリカ合衆国の独立系石油・天然ガス会社であり、
探鉱、開発、生産、および販売を含む、石油開発一連の事業を行っています。

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事業内容

石油・天然ガス・天然ガス液(Natural Gas Liquids)の生産を、
デラウェア盆地など5つのエリアにて行なっています。

デボンエナジーHPより参照

それぞれの生産量は下表の通りで、
デラウェア油田を筆頭に、安定した採取量を維持しています。

株価推移

2018年から2021年にかけては下降トレンドにありましたが、
2021年以降は株価は右肩上がりとなりました。

その理由としては、原油価格の上昇がエネルギー関連株の追い風になったことに加え、
明確な配当の枠組みを通じてフリーキャッシュフローを還元する仕組みを発表したことです。

配当利回りは?

昨年2022年の年間配当総額は5.2ドルで、
現在株価からすれば利回りが9%超となっていました。

非常に魅力的な利回りとなっていますが、恒常的な数値ではなく、
昨年度のフリーキャッシュフローの水準に応じた配当額となっているようです。

設定した金額を安定的に支払うFixed dividend (固定配当)に加えて、
当期の業績に応じたVariable dividend(変動配当)を支払っています。

下図にも現れている通り、配当の8割以上を変動配当が占めており、
原油価格次第では固定配当のみになる可能性が大きいです。

そのため、高配当を期待して投資をするには注意が必要と言えます。

実際、事業内容で示した生産実績は昨年度から 10-20%程度の増量だったにも関わらず、
昨年度のフリーキャッシュフローは 6億ドルと昨年度の2倍程度でした。

フリーキャッシュフローの大幅増には、
原油価格の上昇が大きく寄与していたことがよくわかりますよね。

まとめ

以前執筆した原油関連の記事をまとめていた際に、
配当利回り9%の当銘柄があることを知りました。

気になって調べてみたのですが、一時的な要因である可能性が高く、
安定した高配当を求めるのであれば、
Chevron等の石油メジャー株の方が良さそうな気がしてきました。

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